2012年9月15日土曜日

呼吸と ロルフィング®

身体の不調を感じて、セッションにいらっしゃる方の

中には、“呼吸を止めることがクセになっている”ように

見て取れる方が多い気がします。




“呼吸を止めるクセ”を自覚していらっしゃる方は

少ないのですが、どんな時に止めているかというのも

それぞれなようです。

・ 机に向かって仕事をしているとき

・ 階段を上り下りしているとき

・ 歩いているとき

・ 重いものを持ったとき

・ 寝ているとき

・・・・などなど


集中したり、心身にストレスが掛るような場面で、

無意識に息をとめてしまうようです。

“寝ているとき”は、病院で診断を受ければ

睡眠時無呼吸症候群ということになるのでしょうが、

寝ている間のことだけに、ご本人が自覚することは

少ないようですね。

呼吸の回数が少なくなったり、浅くなったりすると

普通は、息苦しさを感じますが、クセになっていると

苦しさに慣れてしまうようです。

身体には、二酸化炭素が増えてきて、ぼぉーっとしたり、

頭が痛くなったりします。



呼吸と姿勢との関連の中で、大事なことは、

“呼吸に関わるほとんどの筋肉は、姿勢を保つ役割も担っている”

ということです。

したがって、姿勢がわるいと、呼吸に必要な筋肉が固くなったり、

働きづらくなったりという状態が生じるようです。

身体の中では、いろいろな方法で、呼吸を補おうとするので、

普通、息苦しさを感じることはないと思います。


でも、セッションの中で、身体の固さがとれたり、姿勢が変化して

くるに伴い、“呼吸が楽”ということを感じる方は多いようです。

その時、初めて、“呼吸がしづらい状況があったこと”を自覚する

ことになるのですね。

ロルフィング®を受けて、「気分が明るくなった」とか

「気持ちが前向きになった」という感想を持たれる方がいらっしゃい

ますが、その要因として、「姿勢が整い、呼吸運動が改善することで

脳へ酸素が行渡り易くなる」ということがあるように思います。




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