「腹式呼吸法」として、よく紹介されているのは
息を吸う際に、お腹を膨らまし、息をはく際には
お腹をへこましていくというものです。
「腹式呼吸は、健康によい」という概念が
一般的になっている印象があります。
私自身も、特に疑うことなく、そのように捉え、
信じてもいました。
けれども、日々のセッションを重ねる中で、
「必ずしも、そうではないようだ」と考えが
変化してきました。
その理由として、腹式呼吸を実践しているという方、
特に長期に取り組み習慣化している方は、
胸郭の可動性が低下してしまっていることが
あるのです。
さらに、腹壁を形成する筋肉も伸びきったようになり、
腹壁を適度に緊張させることが難しくなっていたり
します(いわゆる、“ポッコリお腹”ですね)。
そして、そういった状況に対して、自然な胸郭の動きが
できるように促していくと、「空気がいっぱい吸える」
「息が楽になった」という感想をいただきます。
(興味深いことに、ポッコリお腹が解消されていきます)
腹式呼吸の目的は、「呼吸の際の、横隔膜の働きを
意識し、深い呼吸をすること」であると理解しています。
そして、病気だとか、意識がないとか特殊な状況でなければ、
呼吸の際、横隔膜が全く働かないということは考えにくい
ものです。
従って、「横隔膜の働きを意識~」が目的なのであれば、
ことさら、お腹を膨らませたり、ひっこめたりするような
運動をする必要はなく、
「身体の力を抜きやすい楽な姿勢をとり、呼吸に伴って
下腹部のあたりも微かに動いていることに意識を向ける」
だけで十分だろうと考えるようになりました。
更には、「下腹部ばかりでなく、胸郭を含めた体幹
全体が微かに動きながら呼吸している」ということも
大事なように思います。
ポイントは、「お腹を動かすことよりも、お腹の動きを
感じられるようなリラックスした状態をつくること」に
なります。
結局、忙しい毎日の中で、「呼吸が浅くなっていないか」と
時折、自身の身体に関心を持つことが大事なようです。
息を吸う際に、お腹を膨らまし、息をはく際には
お腹をへこましていくというものです。
「腹式呼吸は、健康によい」という概念が
一般的になっている印象があります。
私自身も、特に疑うことなく、そのように捉え、
信じてもいました。
けれども、日々のセッションを重ねる中で、
「必ずしも、そうではないようだ」と考えが
変化してきました。
その理由として、腹式呼吸を実践しているという方、
特に長期に取り組み習慣化している方は、
胸郭の可動性が低下してしまっていることが
あるのです。
さらに、腹壁を形成する筋肉も伸びきったようになり、
腹壁を適度に緊張させることが難しくなっていたり
します(いわゆる、“ポッコリお腹”ですね)。
そして、そういった状況に対して、自然な胸郭の動きが
できるように促していくと、「空気がいっぱい吸える」
「息が楽になった」という感想をいただきます。
(興味深いことに、ポッコリお腹が解消されていきます)
腹式呼吸の目的は、「呼吸の際の、横隔膜の働きを
意識し、深い呼吸をすること」であると理解しています。
そして、病気だとか、意識がないとか特殊な状況でなければ、
呼吸の際、横隔膜が全く働かないということは考えにくい
ものです。
従って、「横隔膜の働きを意識~」が目的なのであれば、
ことさら、お腹を膨らませたり、ひっこめたりするような
運動をする必要はなく、
「身体の力を抜きやすい楽な姿勢をとり、呼吸に伴って
下腹部のあたりも微かに動いていることに意識を向ける」
だけで十分だろうと考えるようになりました。
更には、「下腹部ばかりでなく、胸郭を含めた体幹
全体が微かに動きながら呼吸している」ということも
大事なように思います。
ポイントは、「お腹を動かすことよりも、お腹の動きを
感じられるようなリラックスした状態をつくること」に
なります。
結局、忙しい毎日の中で、「呼吸が浅くなっていないか」と
時折、自身の身体に関心を持つことが大事なようです。